発達障害・子供の精神障害
2017年03月31日更新 2017年02月28日公開

発達障害とは?発達障害の種類と特徴

周りの子供ができて自分の子供にできないことがある場合、発達障害を心配する人もいるでしょう。発達障害には、さまざまな種類があります。今回は、発達障害の種類と特徴についてドクター監修の記事で解説します。

発達障害の子供とうまく付き合っていくために、まずは発達障害の種類を特定しましょう。種類によって症状が異なります。

発達障害とは

発達障害とは、知的発達や身体発達が一般的な子供と比べて遅い、特定の動作ができないなどの特徴を持つ障害の一つです。

発達障害の種類

発達障害には、さまざまな種類があります。

学習障害

知的発達に遅れはみられませんが、特定の能力のみ習得が著しく困難な状態です。計算、会話、聞く、書く、読む、推論することのうち、特定のことができない場合には、学習障害が疑われます。

多動性障害

注意欠陥・多動性障害とも呼ばれます。7歳までに、注意力が低い、衝動的な行動がみられる、落ち着きがないといった兆候が現れます。8歳になっても変わらない場合には、多動性障害が強く疑われます。

落着きがない子供は相当数いますが、協調性や学校生活、社会活動に支障をきたす場合には多動性障害が疑われます。具体的には、自分のことばかりを一方的に話したり、静かに座っていることができなかったりします。また、衝動的に不適切な発言をすることもあります。注意力が低いことで、忘れ物が多かったり、人との約束を守れなかったりします。

広汎性発達障害

自閉症スペクトラム障害やアスペルガー症候群、小児期崩壊性障害など社会性の発達に障害がみられるものの総称です。多くの子供に特定の味覚や音を嫌ったり、接触を極端に嫌ったりする症状がみられます。主症状は、コミュニケーションの困難、対人関係の困難、特定の分野に対する強いこだわりです。

高機能自閉症

アスペルガー症候群とも呼ばれ、広汎性発達障害に分類されます。軽度の知的障害、あるいは知能が高いといった特徴を持ちながら、特定の物事に異様に熱中する、人とのコミュニケーションが苦手などの特徴を持つ場合に高機能自閉症が疑われます。

知能に問題がないことが多く、自閉症のような特徴をともなうため、機能自閉症と呼ばれています。具体的には、相手に自分の気持ちを伝えたり、相手の気持ちを理解したりすることが苦手であるため、友人がなかなか作ることができません。また、思ったことをそのまま相手に伝えてしまうため、相手が不快にならないコミュニケーションをとることが困難です。

このような特徴がある反面、ときには初対面の人に積極的に話しかけたり、自分が関心のある話題だけを話したりするといった積極性もみられます。相手との距離をうまく測れず、相手が困惑していることも察知できません。また、言葉の意図をくみ取ることが苦手であるため、言葉をそのままの意味でしかとらえることができません。たとえば、浴槽に湯が溜まったか見てきてほしいという頼み事には、湯が溜まっていたら止めてほしいという意図が込められています。アスペルガー症候群の子供は、それを理解することができず、湯があふれていたことだけを報告してしまいます。

発達障害の原因

発達障害の原因は特定されていません。原因が不明であるため、発達障害を完全に解消させる方法は確立されていません。しかし、脳になんらかの問題が現れていることだけは明らかになっています。考えられる発達障害の原因は次のとおりです。

  • 新生児の低血糖症
  • 染色体異常
  • 遺伝子異常
  • 周産期異常
  • 幼少期の病気
  • 環境因子

軽度の発達障害であっても、発達障害であることに対して指摘を受けたことがトラウマになり、症状が進行するケースもあるとの見解があります。

発達障害の診断

発達障害の診断には、複数の検査が必要です。

  • 知的検査

精神年齢を算出して実年齢と比較する田中ビネー式知能検査、言葉と視覚情報のどちらの方が理解しやすいかを調べるWISC-IIIなどの検査を行います。知的検査を行うことで、今後の就学や学習における指導に役立ちます。

  • 発達検査

知識や適応力、運動能力などが実年齢の基準に達しているかを調べます。遠城寺式乳幼児分析的発達検査法や新版K式発達検査などを行います。この検査で、軽度の発達障害を早期発見できるといわれています。

  • 性格検査

性格検査は、性格や個性を知るための検査で、代表的な性格検査であるロールシャッハテストはインクの染みがどのように見えるか、その他書きかけの文章の続きを記入させるなどの検査などを行います。

発達障害の子供への接し方

健康な子供と性格や行動、思考が異なるため、できないことがあることは仕方がありません。他の子供ができて自分の子供にできないことを理由に叱ることは避けましょう。他の子供と同じように接するとともに、普段以上の成果を出したときに、しっかりと褒めることが大切です。また、物事を説明する際には、言葉よりも視覚情報で伝えることが大切です。さまざまな伝え方をすることで、理解しやすくなります。

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